オリエント急行の殺陣

もっと生きやすくなりたいよぉ

夜行バスは閉鎖空間だから

突然ですが、仕事を辞めました。

転職活動って半年くらいのスパンでやるものだと思っていそいそと準備を始めたら、1ヶ月くらいで爆速で転職先が決まってしまい、年末にさくさくさくーっと辞めてまいりました。そりゃあ人がいないから求人を出しているんですよね。募集をかけている企業は急ぎで人が欲しいわけです。「最短でいつ入社できるの?その日にちによっては内定出してあげるよ」なんて脅しのような文句でほいほい内定をもらった私は、メンヘラ(精神科的な意味で)製造機の元企業に別れを告げたのであった。

ちなみに次の企業の20代女の子は先日辞めてしまったらしい。その穴埋めというわけだ。辞めたから穴が開く…つまり、身近な年代の同性が辞めるような企業ということであり、よくよく考えると不安が発生してしまう。いや、やめよう。次もしんどかったら辞めよう。

 

次の仕事まで1ヶ月間あいだを開け、無職になる期間を作った。移動手段にはできるだけ金をかけたくないが、いろいろなところに行きたい。ということで、夜行バスを選択した。夜行バスは謎に本当に安い。3列シート、女性専用車両、ベビーカーの日焼けみたいなのがついている…なんて贅沢は言わず、安さの4列シートランダム席一択だ。無職の今よりさらに金のない学生の時もよく利用した。夜行バスは安くて早朝に着くので時間を有効に使える、というメリットがある一方で、寝られないので休まらない、隣人前後左右ガチャ、逆に朝早すぎて店がやっていない、なんてデメリットもある。とくに、狭い空間にこんなに人が閉じ込められると、人間のトラブルが増える。私が経験したことがあるのは、iPhoneのトラブルだ。バス灯が消灯後、ピカピカの携帯を触っている人なんて目立ちまくる。暇を持て余した私が携帯をいじっていると、なぜかエアドロップで写真が共有されてきた。私のiPhoneは当時7だったが、写真は表示されず受け取るか拒否するかを選択できる程度の機能は備わっていた。このバスの誰かが操作でも間違えたのかと思い、普通に拒否した。すると、もう一度来た。拒否。さらにもう一度…。当時耳にしはじめていた、iPhoneの写真共有機能エアドロップを使って陰部の写真を女の子に送りつける、通称エアドロ痴漢。未遂ではあったが、びびった。この狭い車内の中に、は、犯罪者がいる!!

その後は何事もなく下車したが、暗くみんな寝ている中で被害を訴えるのは勇気がいるだろう。泣き寝入りしてしまう子も多いのではないかと思う。

夜行バスは安くて少し危険である。各位、エアドロで何か共有されてきた場合は拒否することをおすすめする。